宇宿允人の世界

 きょうは下痢で苦しんでいる。きつい。夜はコンサートだというのに。まいった。

 今、16時だが、依然としてよくならず。はぁ。

 6時過ぎ、職場を出て池袋・芸術劇場へ。

 演奏会は、モルダウは普通、イタリア奇想曲は前半より後半が○。第4交響曲は第1楽章はタイミングが合わない場面がいくつか。第4楽章の追い込みの激しさは、CDになっている演奏を上回っていた。ブラボーの渦。ブラボーこそ連発しなかったものの、右隣の男性はスタンディングオベーションに徹していた。
 アンコールはなし。きっと間に合わなかったのだろう。練習時間より楽譜が。

 総じていい演奏だったと思う。6月とはまた違った意味で。

 音楽仲間と会場を出たところで再び会って、飲みを誘われたが、下痢といって断った。

『座右のゲーテ』読了

 朝、いつものように新宿から歩く。もう定番となりつつある。

『座右のゲーテ』読了。ポイントは以下のとおり。

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『座右のゲーテ』斎藤孝著

1.集中する

・小さな対象だけを扱う
エネルギーをうまく使うコツ
扱う対象を小さく区切る
小さな達成を大きな成果につなげる

・自分を限定する
自分の得意なことだけを表現する
表現手段はミニマムに、吸収の器はマキシマムに

・実際に応用したものしか残らない
勉強のための勉強はムダ
仕事にするという意志抜きの勉強はしない

・日付を書いておく
本の書き込みにも日付を入れておく
去年の手帳も持ち歩く

・完成まで胸にしまっておく
自分の中にエネルギーをためる
心の中に<秘密の場所>を持つ

・実際的に考える
抽象的思索はほどほどに
具体的な思考から成果は生まれる

2.吸収する

・最高を知る
最高を知れば自然と批評眼が身につく
相場(基準)を知るための「古典」
「興味ない」は禁句

・独創性などない
名作も模倣から生まれる
主観偏重では説得力がない

・独学は非難すべきもの
独学より大家に学べ
基礎を知らなければ一流には到達できない

・自分だけの師匠を持つ
レベルの高さを尊重しなければ文化は衰退
学校というシステムをうまく活用する

・「素材探し」を習慣化する
人の気持ちを駆り立てる素材を見つける
素材と質問で会話をリードする力を養う

・使い尽せない資本を作る
最高のものに取り組む
汲み尽せない遺産を受け継ぐ
本を読んで勝手に私淑する
経験も資本になる

3.出合う

・愛するものからだけ学ぶ
スタイルの似た人に惚れ込め
学ぼうとする人を間違うな
偏愛する相手を上手に選ぶ

・豊かなものとの距離
憧れの対象とはつかず離れず
刺激を受けても支配されない
創作のプロセスを考えながら作品に向き合う

・同時代、同業の人から学ぶ必要はない
異なる時代、異業種こそが刺激の宝庫
偉大な先人と交わる

・性に合わない人ともつきあう
若いうちはもみくちゃに
「世間」とうまくつきあう訓練を

・読書は新しい知人を得るに等しい
差異を求める読書
守りに入る自分をいさめる

・癖を尊重せよ
癖にはエネルギーがある
癖は愛すもの
癖は文学から学べ

4.持続させる

・先立つものは金
自分への投資にルールを決める
無形のものに金をつぎ込む

・儀式の効用
全体のバランスを見ながら役割を果たす
儀式を毛嫌いしない

・当たったら続ける
勝ちのセオリー
自分に飽きないのも才能
漁場だと思ったらすべてをつぎこむ
徹底することのすごさ
魚の群れは再び戻ってくる
引き際の基準

・他人の評価を気にしない
自分の大切な一人のために
消費されない作品

・異質なものを呑み込む
カタカナ語の使い方
日本語はタフな言語
肯定的に「らしさ」をつくる

・邪魔の効用
壁に突き当たると新しい道が見える
寝かせることの有意性
よい邪魔と無意味な邪魔
仕事の納期という考え方

5.燃焼する

・現在というものに一切を賭ける
一気呵成にすべてをつぎ込む
一瞬の情熱を結実させる
「何かに心を奪われる瞬間」を技化する

・計り知れないものが面白い
理性で割り切れないものが面白い
コピーライトの対象は常に具体的
書き付けたり、寝かせたりを繰り返す

・感情を生き生きと羽ばたかせよ
マニュアルと定義は時には弊害
論理ではなく、生き生きとした感情を

・詩的に考える
論理的思考を封印してみる
意味不明を楽しむ
脳のストッパーを外す

・過去に執着しない
すぐに次のプランを考える
昔取った杵柄は捨てる
人生を重層的に生きる

・青春のあやまちを老年に持ち込むな
あやまちの悔恨を引きずらない
人生のステージごとにやるべき仕事がある
区切りを見極める
あきらめることで開ける道もある

・年をとったら、より多くのことをする
自分自身を常に更新する
人生は二毛作だ

自転車通勤に挫折。ウォーキングに切り替える

自転車通勤にした場合のメリット、デメリットについて考えてみた。

<メリット>
①運動になる。
②満員電車のストレスから解放される。
③早寝早起きになる。
④交通費が浮く。

<デメリット>
①汗をかくし、疲れる。
②着替えを用意しなければならない。
③時間がかかる(電車の1.5倍)。
④事故、自転車の故障・パンクなどのリスクを負う。
⑤事故をしてしまった場合、労災がおりない。
⑦食費が多くかかる。
⑧雨の日は乗れない(途上の雨は最も悲劇)。
⑨車道を走る場合、自動車との心理戦で疲労する。
⑩歩道を走る場合、歩行者との心理戦で疲労する。
⑪社内で変わり者という視線を浴びることに疲労する。

圧倒的にデメリットが多いことがわかる。数にしてメリットの3倍近くだ。それでも自転車で職場に通おうとするには、尋常ならざる体力と精神力を持ち合わせていなければならず、それに耐えうる胆力が自分に備わっているとはとても思えないため、自転車通勤をあきらめることにした。

ただ、この10日ばかり、自転車通勤についていろいろ考えたことで、それなりの進歩があった。

自分の体に興味を持つようになったことだ。

これまで健康診断の結果をもらっても、ちらっとみて、「今年もTG(中性脂肪)が高めかぁ」などと一瞬思うだけで、ほとんど変化のない自分の体に興味のかけらもなかったのが実情だ。

しかし、自転車通勤のススメが書かれた『自転車がダイエット』という雑誌を買って読んでみると、いかに体というものが科学的なメカニズムによって成り立っているものかということを、この歳になって初めて思い知らされた。

ダイエットに欠かせないカロリー計算や必要な栄養素などについても、これまで全く無関心で、ある意味、馬鹿にしていた感もあったが、逆に自分の愚かさに気づかされた。

40を過ぎると人間、だれでも自分の体と健康に興味を持つようになるとは、よく言われることだが、ごたぶんにもれず自分もここにきて、俄然、自分の体に興味が沸いてきた。不思議なものである。

自転車通勤はあきらめたが、できることからと、15分ほど早起きをして、職場への道程のうち、最寄駅の2駅手前で降りて、歩くことを始めた。

約3キロ、やや速足で35分。

ほんとはゆっくり歩きたいところだが、有酸素運動を意識すると、やや速足とならざるをえないと、本に書いてあった。

この間には、大きな公園が2つあり、道程の8割は緑の小径だ。満員電車でささくれ立った神経をリフレッシュすることができる。

きょうは久々に晴れたということもあり、しかも適度に空気も冷たく、歩くのに最適の気候だった。

とりあえずこの通勤ウォーキング、できる限り続けてみようと思っている。

日時: 2004年10月15日 16:14 | パーマリンク