バイト君送別会に出席

fugue (2008年10月31日 22:35) | 個別ページ
職場で頑張ってきてくれたバイトのS君の送別会が昼食会という形で行われた。
送別会は夜、アルコール付きが慣例だが、今回は私の夜の参加が厳しいことを考慮してもらい、お昼の開催となった。
私としても、部署の皆さんに改めてお礼を言える場となりありがたかった。

旅立っていくS君には、大いなる夢があり、その夢に向かって進んでいきたいと、彼は思いを熱く語ってくれた。若い人にもこれだけの高い問題意識と情熱があるということに、改めて実感することができ、うれしかった。そして、大いに勇気づけてもらった。事実、彼の話を聞いた参加者から、「立派だね」の声が挙がっていた。だれもが彼の思いに共感と感動を覚えたはずだ。

S君が夢を実現することに少しでも応援していきたいと思う。

<テレビ>NHK「文明の道」多様性と寛容と

fugue (2008年10月27日 16:13) | 個別ページ
娘がNHK「文明の道」を学校の授業で見たという話から、以前、DVDにとってあったものを改めて見てみた。

シリーズ「文明の道」は、5年ほど前にNHKスペシャルとして放映されたもので、ユーラシアを舞台とした民族、文化、宗教の興亡を描くという、スケールの大きなテーマが柱となっている。
全8集あるなかでも私がもっとも感銘を受けたのが、第3集「ガンダーラ・仏教飛翔の地」と第7集「エルサレム 和平・若き皇帝の決断」だ。

第3集「ガンダーラ・仏教飛翔の地」は、騎馬遊牧民であったクシャン人が仏教に帰依したことをきっかけに、それまでは教義上、固く禁じられてきた仏像が作られるようになり、修行の方法も簡素化されたことが、仏教が大衆に受け入れられるようになった要因であるとしている。
つまり、仏教はガンダーラにおける宗教改革によって、世界宗教へと飛躍したのだということをこの番組では語っていると思われる。

この集で、私が感じとったことはニつある。
第一に、宗教は時によって、また大衆の望むところによって、姿を変えることで、生きた宗教としての存在意義もあるということ。
第ニに、健全な宗教改革をもたらすことができた要因は、その文化土壌として多様な価値観にあふれていたからではないかということ。事実、当時のガンダーラ地方は、東西交易によって、多様な民族、文化、知識が交差する要衝の地だったという。
私はこの二点に、宗教の発展の最も適切というべきあり方を見る気がする。

第7集「エルサレム 和平・若き皇帝の決断」についてもテーマは宗教である。
十字軍の司令官であるべき神聖ローマ皇帝のフリードリフ2世が、教皇の命に逆らい、戦いを放棄して、イスラム勢力と和平条約を結んでしまった。怒り狂った教皇はフリードリヒ2世を破門したうえ、十字軍を差し向け、つぶしにかかる。皇帝は必死に抵抗するも、多勢に無勢、孤独なうちに生涯を終える。

この第7集からも二つの思いが浮かぶ。
第一は、聖戦による人殺しよりも融和と平和を選択した皇帝の勇気の素晴らしさ。
第ニに、開かれた皇帝の人柄と寛容の精神を育んだのは、もともとキリスト文化とイスラム文化が融合する、多様な価値観が息づいていたシチリアという土地柄による、ということ。

第3集、第7集に共通した感想を最後に。
両回を通じていえることは、クシャン人にせよ、フリードリヒ2世にせよ、彼らがやったことは当時の常識としては、”とんでもない”行為であるに違いない。厳に戒められていた仏像を作ってしまった、修行を簡単にしてしまった……仏教の伝統を守ってきた人間たちにとっては許しがたい行為だったろう。
ましてやフリードリヒ2世がとった行為は、宗教の最高権威に対する完全な裏切りである。それがゆえに弾圧も受けた。
しかし、どうだろう。仏像によって、簡易な修行によって、仏教は大いに大衆に広まった。もしこの改革がなければ、日本に仏教が伝わることすらなかったかもしれない。
2003年、教皇のヨハネ・パウロ2世は十字軍の誤りを初めて正式に認めた。これによって、800年前、聖戦の名のもとの虐殺を拒否したフリードリヒ2世の名誉は完全に回復されたわけだ。

どんな国にも、どんな文明にも、どんな宗教にも興亡の歴史がある。
そして、そこに通底しているものが必ずある。
それは、人間性(ユマニテ)こそがすべてに勝る普遍の正義であるということだろう。
頑なな教義より人間性を重視した仏教、人間性の発露から、戦いを放棄した皇帝の正しさがそのことを証明してくれている。

極めて重要な示唆をもたらしてくれた「文明の道」だったと思う。
このような質の高い番組を提供してくれたNHKと、改めて見るきっかけをつくってくれた娘に感謝したい。

民衆立のシンクタンク

fugue (2008年10月25日 20:40) | 個別ページ
娘、中間テスト1日目で早々と帰宅。

あすこそは絶対に職場へ行くぞ。職場職場~。そうだ生命力だ。

くしゃみとまらず。

新聞に米大統領シンクタンクの記事。執筆は横江公美氏。

シンクタンクの必要性を感じるようになって10数年が経つ。その必要度はますます高まっていると思う。しかし、そうした議論は周囲から一切聞こえてこないのが実情。
ならば作るしかない。どうやって。金がない。ならばボランティアだ。民衆立のシンクタンクだ。