中国4000年の歴史をわずか10秒で振り返る

fugue (2008年11月29日 21:35) | 個別ページ
期末試験の迫った娘がノートを見ながら、何か呪文のようなものをぶつぶつつぶやいている。何をしているのだろうと思い聞いてみた。

「中国王朝を暗記してるの」だという。

もう少しボリュームを上げて言ってもらった。

「いんしゅうとうしゅうしゅんじゅうせんごく……」と呪文を唱え始めたが、よく聞くとメロディーがついている。途中まで聞き、「アルプス一万尺」だと気が付いた。

娘は全部言い終わると、「あれ、お父さんの時代にはなかったの?」と聞く。

私は中学、高校時代と思い返してみたが、全くそれについての記憶はなかった。
思い起こせば、大学受験時、世界史を選択した私だけれど、中国史については苦手意識があった。希望する大学の傾向がアメリカ史だったこともあり、中国にはあまり力を入れなかったという事情はあるけれど、その弱点の理由は、この目まぐるしく変わる王朝の変遷がなかなか頭に入らなかったということにあると思う。

こんな素晴らしい、芸術的な覚え方、一体だれが考え出したのか。
当時から、これがあったら、どんなに楽だったかとも思う。

でも、私にとっての勉強は大学受験で終わったわけではない。歴史は生涯学んでいくべきであることは言うまでもない。これから中国史を学んでいく上での強力なツールが手に入ったと喜びたい。

ということで、以下がその覚え方。

殷(いん)ア
周(しゅう)ル
東周(とうしゅう)プス
春秋戦国(しゅんじゅうせんごく)イチマンジャク
秦(しん)コ
前漢(ぜんかん)ヤリ
新(しん)ノ
後漢(ごかん)ウーエデ

魏(ぎ)ア
蜀(しょく)ルペ
呉(ご)ン
西晋(せいしん)オド
東晋(とうしん)リヲ
宋(そう)サア
斉(せい)オ
梁(りょう)ドリ
陳(ちん)マ
隋(ずい)ショ

五胡十六(ごこじゅうろく)ラーラララ
北魏(ほくぎ)ララ
東魏(とうぎ)ララ
西魏(せいぎ)ラーラ
北斉(ほくせい)ララ
北周(ほくしゅう)ラララ

隋(ずい)ラー
唐(とう)ラ
五代十国(ごだいじゅっこく)ララララ
宋(そう)ラ
金(きん)ラ
南宋(なんそう)ララ
元(げん)ラ
明(みん)ラ
清(しん)ラ

<読書>娘にゲーテ「ファウスト」を勧めてみる

娘が通っている学校で、1冊の本を選び、本の内容について語り合おうという趣旨の企画が持ち上がったという話を聞いた。

テーマは「友情」。

娘に、何かよい本はないか、と聞かれたので、これまで読んだ本の中で、「友情」をテーマとしたものを頭の中で検索してみた。

学校でもみんなが一斉に声を挙げたというように、まずは「走れメロス」(太宰治)が頭に浮かんだ。次にテーマと同タイトルの「友情」(武者小路実篤)も妻に先んじて言われてしまった。

さて、次に挙がるのは何か。

いい案が浮かばないので、書棚を眺めてみた。

とはいえ、引越しのたびの整理によって、ほぼエッセンス状態にあるので、幅広い選択肢はここにはない。

「こころ」……先生と私の友情関係は十分に成り立つ。
「行人」……兄弟間は友情とはいえない。除外。
「檸檬」……レモンと私との友情? ありえなくもない?
「レ・ミゼラブル」……これはいい。でも学校の規定で、分冊で2冊までという制限あり、除外。
「ファウスト」……ファウストとメフィストフェレスの関係はある意味、奇妙な友情とは言えないか。

と、考え、「ファウスト」を書棚から取り出し、娘に見せてみた。

冒頭の「献ぐる言葉」は難しいようで、「だめだめ」と言ったが、台詞の会話については、「あれ、意外と読めるね、面白そうかも」と興味をもったようだった。

「献ぐる言葉」には、しっかりと「友情」という単語が入っており、推薦した私を少しほっとさせた。

「ファウスト」は91年に購入し、これまで3回通読したことが、奥付に記してあった。

最近はあまりしなくなったが、以前は本を買った日付、買った書店名、サイン、読み終えた日付を本の奥付に記すのが、習慣となっていた。

今は日記にそのことを記してあるので、調べればわかることだけれど、やはり本自体にそのことを書いておくのは、いいことだなと思った。

なぜなら、読み終えた時の、「…年…月…日読了」と書かれた文字の筆跡で、その本にどう向き合ったのか、どんな読後感でこの読了のサインをしたのかが、蘇ってくるからだ。

この習慣、また再開してみようか、と思わせてくれた、娘の問いかけだった。

<読書>仲町図書館へ。本を4冊借りる

fugue (2008年11月22日 01:16) | 個別ページ
「予約した本が3冊そろいました」というメールが届いてから6日間、受け取りに行く時間がとれずにいたのだが、きょうがその締め切り日。

ということで、歩いて仲町図書館まで行ってきた。
本は重いので、大きめのリュックサックを背負い、防寒用のニット帽をかぶり、マスクをして出発準備完了。鏡で自分の姿を写すと、いかにも怪しい格好。でも仕方ない。これが今の自分の必然の姿なのだから。

約10分、ゆっくりゆっくり歩いてみる。図書館に向かう途中の道のりの脇には畑が続く。季節的にほとんど野菜の姿はないが、鳥のさえずりとともに、のどかな気分に誘われる。

図書館に入る前にニット帽を取る。やはり少しでも不審さを薄めたいので。
最初に予約していた3冊を受け取る。そして、書棚をざっと眺める。一冊を手に取り、2Fへ。
受付の方に声をかけ、閲覧コーナーの番号札を受け取る。
閲覧コーナーは2つの大机に12個の席が設けられている。
席にはだれもいなかった。

4冊の本にざっと目を通す。

■「対称性の破れが世界を創る-神は幾何学を愛したか?-」
イアン・スチュアート著 マーティン・ゴルビツキー著 須田不二夫訳 三村和男訳

■「いま、もう一つの素粒子論入門」
益川敏英著

上の2冊はノーベル物理学賞受賞の「小林・益川理論」に興味をもったため。
もともと理系ではない私が手に取るような本ではない。実際、数式だらけで、圧倒的に理解の範囲を超えた両書ではあるが、10年ほど前から気になっていた「対称性の破れ」の意味について、何かしらのヒントは与えてくれるものと思っている。

■「ザ・トレンド 1988」
村上陽一郎ほか著

20年前のトレンドとはいかなるものだったのかについて知りたいと思い、というのはウソで、この書の中に「自己組織化」に関する言及が多数あったため、読みたくなった。

■「ヘーゲルの弁証法-六篇の解釈学的研究-」
ハンス=ゲオルク・ガダマー著 山口誠一訳 高山守訳

今、さまざまな危機というものが渦巻く社会状況において、このヘーゲルが示した弁証法という考え方はますます重要になっていると思う。
しっかり学んでみたい。