生きる糧与えてくれる友人たちに感謝

fugue (2009年5月30日 21:38) | 個別ページ
入院中、何度も足を運んでくれた二人の友人に久しぶり会い、懇談することができた。

病気前、彼らとはコンサート鑑賞→批評会および討論会といった類の刺激に満ちた会話が楽しく、全く時間を忘れて語り合ってきた。

この日は私の午前中の仕事のトラブルで、1時間も遅刻してしまったにもかかわらず、温かく出迎えてくれたことがうれしかった。

お店の選定にも気を使ってもらい、全体的に塩分低めの味付けの中華はとてもおいしくありがたかった。

話題は私の体の現状報告のほか、医療が抱える課題、iphoneの活用、携帯電話の展望など、続いていった。

二人は大変な博識を持ち、しかもその博識ぶりが決して上滑りすることなく、自分の生き方にきちんと対峙する中で、しっかりした見識として昇華させることができる。しかも聞き上手。誠に対話の達人なのだ。

ゆえに、対話の醍醐味を心行くまで堪能することができるわけで、その対話のエッセンスは生きる糧として、私に力を与えてくれる。

本当にありがたき友の存在だ。

病気をしてからというものの、当たり前のことだけれど、対話の機会は絶対的に減ってしまっている。

でも、久しぶりに得ることができたこのような対話は、これからの人生の可能性を垣間見せてくれたような気がする。

改めて二人の友人に感謝しつつ、生きて対話できることへの喜びをただただかみしめている。

<テレビ>”奇跡の脳”が語る生の喜び

fugue (2009年5月11日 14:35) | 個別ページ
5月7日に放送されたNHKの番組「復活した”脳の力”~テイラー博士からのメッセージ~」を興味深く見ました。

女性脳科学者として活躍していたアメリカ在住のジル・ボルティ・テイラー博士が37歳の時、脳卒中に倒れます。

脳の左側に損傷を負ったジルさんは言葉、記憶、思考の多くを失うことになりました。しかし、8年間に及ぶ懸命のリハビリによって、記憶の一部などを除き、失った機能の大部分を復活させたといいいます。

インタビューに答えるジルさんの言葉には一切のよどみ、思考の混乱などは見られず、この人がかつて脳卒中で倒れた経験があるとはにわかに信じがたいほどです。

ジルさんは闘病体験を本にまとめ、アメリカでベストセラーになっているそうですが、講演やサイン会に積極的に出向いては、同じ病気に苦しむ人を抱きしめ懸命に激励するのです。

その真摯で、ある意味、崇高とも思える姿には、胸打たれるものがありました。

ジルさんは病気になって、それまでに感じたことのなかった感覚”涅槃”というものを実感したと語っています。

ジルさんのいう涅槃とは、言葉にしようのない幸福感なのだそうです。

事実、頭に傷跡の生々しいジルさんの手術直後の写真はいずれも微笑みをたたえているのです。それこそ悟りきったような……。

病気の種類こそ、全く違いますが、死に及ぶような病気を経験した私としては、ジルさんほどの境地には到底、至っていないわけですが、それでも、その一分の感覚が理解できるような気がします。

病気以前には味わうことのできなかった言い知れぬ生の喜びと幸福感です。

病気をして幸福など、心配して支えてくれている家族や友人にとっては、不謹慎に聞こえる物言いかもしれません。おそらくそうでしょう。

ですが、実際に経験した者としては、不思議な生の喜びが自己と自己の周囲に満ち満ちているように感じてならないのです。

その意味で、その生をつないでくれたすべての皆さんに、深い感謝の念を抱かざるを得ないのです。

私はジルさんのような具体的な恩返しがまだできていませんが、彼女も8年かけてがんばったのですから、私もまずは5年目の来年を何とか乗り越え、いつか恩返しの活動ができることを目標に生きていこうと思います。

ちなみにジルさんの本は「奇跡の脳」(新潮社)として邦訳が出版されています。

うれしかった心温まる励まし

fugue (2009年5月 9日 18:56) | 個別ページ | コメント(2)
ここのところ、更新が滞っていました。

仕事の本格復帰、による疲れ、ある課題への集中的取り組み等々……。

いろいろありましたが、それらも一段落感がありますので、できるだけこちらもがんばっていきたいと思います。

病友、そしてブログ友からの温かい励ましのメッセージもいただき、そろそろ再開の兆しなどを感じている次第です。

さて、病気関連については、おかげさまで大きなトラブルもなく、貧血と腎臓機能の低下、皮膚の若干のGVHDの残余を除けば、順調です。ありがたいことです。

ただ、腎臓を保つための食事制限については、相変わらず悩みの種。妻には大変な苦労をかけており、それが常に気がかりです。

プライベートについては、英語の勉強を約10年ぶりに再開し、今、最もはまっています。

目標は1年後にTOEICを受験し、過去最高点をマークすること。

職場の後輩、バイト君たちと一緒に受験する予定です。

さてどうなりますか。

若い人たちにはとてもかなうはずもないので、変な意地をはらず、自分のペースで楽しく学んでいくつもりです。
コメント(2)
ふぁびゅらす (2009年5月10日 22:12)
fugueさん、ご訪問ありがとうございました。
Pさんもお元気そうでよかったです。
どうぞよろしくお伝えくださいまし。
ところでTOEICで過去最高をマークするという目標。
私も3年前に受けたのが初めてでしたが、それっきり勉強もせず。私もまた受けてみたくなりました。
自分のペースで楽しく・・私も頑張ってみます(^^)
fugue (2009年5月11日 13:56)
ふぁびゅらすさん、コメントをありがとうございます。TOEIC経験者でおられるとは、うれしい限りです。もしよろしければ、勉強方法など教えていただければと思います。勉強方法は人それぞれだとは思うのですが、人の仕方が意外なるヒントになったりすることはよくあると思います。その意味で、私もブログにて、自分の勉強方法なども折々紹介していこうと思います。もっと、こういうやり方の方がいいよ!というアドバイスのコメントが入ることを期待して……。
ま、いずれにしても余り肩に力を入れず、英語をマスターすることが目的ではなく、継続こそ目的くらいの軽い気持ちでいった方がいいような気がしますね。