遅れてやってきたタブレットの季節

DELLのパソコンとの付き合いは長く、かれこれ20年になる。

日記を見返してみると、以下のような記述が残っていた。

1996年3月購入。
DELL LATITUDE P120
CPU:Pentium 120MHz
MEM:16MB
HD:1GB
OS:Windows95
¥450,000

このスペックでも当時としては最先端であり、垂涎ものだった。

実際、今では考えられない45万円という価格設定が時代を物語る。

それでも買ったのだから、我ながらすごいと思う。

以来、デスクトップは自組に走り、ノートはパナソニックのレッツノートに浮気したりした時期はあったものの、現在はデスクトップは自組のままだが、ノート、タブレット、ディスプレイ、キーボード、マウスに至るまで、DELL製品が自分を取り囲んでいる。

相性の問題だろうか、結局のところ、DELLを選んでしまうのだ。

今、この文章もDELLのタブレット、Venue pro 8で書いている。

タブレットはiPadに続いての使用となるが、ウィンドウズのタブレットを使ってみたかったので、おととしの4月に41000円で購入した。

ところが、である。

使いづらいことこの上ない。

特にソフトウェアキーボードが画面の半分を占めるので、打ち込みたい箇所を隠してしまう。

これは使えない。

純正の付属キーボード購入を考えるも、1万5000円の値段に腰が引け、ならばと、Bluetooth 接続のサードパーティー製キーボードを購入する。3000円。

しかし、これも実用に至らず。

さらにもう一台、別のメーカーのキーボードを買ってみるも、だめ。

追い打ちをかけたのが、ウィンドウズ10へのアップデートだ。

アップデートはできたが、サウンドとカメラが使えなくなってしまった。

万事休すというところか。

このタブレットとはとことん相性が悪かったとあきらめて、Kindleで読書専用にしようと持ち歩くことにした。

ところが、なんだかんだと使っていくうちに、意外にも使えることが次第にわかり、サウンドも外付けのデバイスを接続することで使えることもわかった。

という顛末で、ようやくDELLのタブレットが購入から2年も経って、活躍を始めてくれている。

最近はスマホの勢いに押されて、タブレットは分が悪いらしいが、自分にとっては、遅まきながらタブレットの季節がやってきたというところだろうか。

小菅優のベートーヴェン ピアノソナタを聴いて

「小菅優 ベートーヴェン ピアノソナタを弾く 第3夜」(2月24日、ルネこだいら)を聴いてきた(2月24日、ルネこだいら)。

このコンサートは「ルネこだいら1hourコンサート。1時間で本格クラシック~夜19時30分からの少し遅めのコンサート~」と謳われているもので、この日は、去年から通して3回シリーズの最終回だった。

3回のうち、先月の第2夜は私が体調を崩して聴くことができなかったので、今回はと気合を入れて臨んだ。

というのも、3回のうち、今回のプログラムが最も楽しみにしていたから。

プログラムは以下の通り。

ピアノソナタ第30番Op.109、 ピアノソナタ第31番Op.110、ピアノソナタ第32番Op.111の3曲。

休憩を挟まず、3曲を続けて(とはいっても、一度はステージから離れるけれども)演奏される。

ベートーヴェン最後のピアノソナタ3曲は、シューベルトのそれとともに、私にとって至高の存在。

これらの曲を聴くたびに気持ちは崇高な何かに満たされ、生きる喜びと力を与えられるのである。

その意味では、小菅さんの演奏前の自分の中でのハードルは極めて高いものになっていたのだが、第1夜の小菅さんの演奏を聴き、その実力を知っていただけに、期待はさらに高いものになっていた。

私は音楽評論家ではないし、音楽の理論については全く素人なので、感覚でしか小菅さんの演奏の感想を述べることしかできないが、小菅さんはベートーヴェンの作品に真正面から向き合っていたと感じた。

一つひとつの音を揺るがせにしないというか、丹念に丹念に積み上げていく。

この日のプログラムは熱情や悲愴のような派手さがほとんどないだけに、より一層、一音一音へのこだわりが伝わってくるような気がした。

32番の最後の一音が場内に響き渡った時、この静寂時間が永遠に続き、この余韻のままに帰りたいと願ったが、1.5秒後には爆発的な拍手に包まれていた。

カーテンコールが3度にわたって繰り返された。

私は拍手をしながらも、当然ながら、アンコールを望まなかった。

なぜなら、この大曲3曲に加えることができる曲などありえないと感じていたから。

「小菅さん、そのまま帰ってください……」の願いはかなった。

大曲3曲の余韻をそのままに家に持ち帰ることができた。

小菅さんに心から感謝したい。

歩いて行くことができる距離にあるホールで気軽にクラシックの演奏会を聴くことができるのは本当に素晴らしい。

欧米ではこうした習慣が当たり前なのだが、日本にももっと根付いてもらいたいものだと思う。

むくみ対策の弾性ストッキングの効果が絶大

足のむくみがひどい。

加えて、GVHDによる皮膚障害もなかなか改善されない。

ゆえに最近は歩行にやや困難を感じることが多くなっている。

このままだと、ロコモーティブシンドロームになってしまうことは確実で、それは介護を受けなければならないことをも意味する。

できれば、というより、絶対に避けたい事態だ。

むくみは腎臓機能の悪化により、足の皮膚の硬化は前述のGVHDによると、原因が一つではないところもやっかいだ。

ともあれ、できるところからやっていくほかない。

ということで、1年ほど前から、加圧ソックスを購入して履くようにしているが、長さが短いため、ソックスの部分は細くなるのだが、ソックスがカバーしない部分は大根のように膨れてしまう。

その度合いが、最近ますますひどくなっている。

そこで、パワーアップしたソックス、つまり弾性ストッキングに替えてみた。

きょう初めて装着して出勤してみたが、なかなかいい。

ストッキングは膝下まであるため、脚全体がすっきりとし、むくんだ感じはほとんどない。

先日、「ためしてガッテン」でむくみ対策で弾性ストッキングの効果を紹介していたが、それは確かなものと実感する。

ちなみに私が買った弾性ストッキングはベノサンというメーカーによる シルバーラインという製品。

税込み4104円。

これまで履いてきた加圧ソックスが2000円前後だったのに比べれば高価ではあるが、身体を守ることを考えれば決して高くない。

履き方も説明書通りやって、両方で3分ほどで履くことができた。

その方法は表裏を逆にしてつま先部分5センチほどをかぶせるようにし、でっぱりの部分までかかったところで、少しずつずり上げていく。

かかとまで入れ込むのは無理そうなので、その一歩手前のところから、ストッキングの上部(ひざ部)の方に持ち替え、一気に引き上げる。

きれいに履くことができた。

おそらく、このタイプはスタンダードなので、さらに上級の医療用タイプ(14000円前後)は、こんなに簡単に履ける代物ではないのだろう。

ともあれ、無事履くことができ、その履き心地も満足とあれば、使い続けない手はない、いや脚はない。

さっそくリピート購入をするつもりだ。

「ベノサンS シルバーライン 男性用」のパッケージ。
「ベノサンS シルバーライン 男性用」のパッケージ。