歌でいじめを乗り越えた青年がチャンピオンになったNHKのど自慢

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いずれにせよ見るに耐えない

私はNHKののど自慢がはっきり言って嫌いです。

なぜ嫌いなのかというと、あまりに堂々と歌っている人を見ると、自分には絶対にできないので、大いに嫉妬を覚えます。

もう一つは、逆にマイクが震え、声が上ずった人を見ると、自分があの場に立ったら、絶対にああなるだろうという同情の念を起こし、気の毒で仕方なく、見るに耐えないからという理由で。

つまり、どっちにせよ、あがり症の私は、全国放送でしかも生放送でというシチュエーションを想像しただけで体が硬直してしまうため、気持ちを落ち着けて見ることができないわけです。

だから、私から積極的にチャンネルを合わせることはまずありません。

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「スットロビーチェ」に促され

ところがです、我が家には天敵が存在していて、妻は大ののど自慢ファンで、時間になると、「ターンタラタタ、スットロビーチェ♪」と陽気に歌いだし、私にチャンネルを合わせるように強制してきます。

「スットロビーチェ」が果たしてどこから来ているのかは、妻さえも分かっていないと思いますが、私は渋々、チャンネルをNHKに合わせます。

いつもなら、やや苦々しい思いで見るこの番組ですが、今回ばかりは「ああ、見てよかった」という場面に遭遇することができ、妻には感謝せざるをえませんでした。

というのは、ある若い男性が登場し、その紹介とともに歌を聴いて、釘づけになったからでした。

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小田切千さんのエピソード紹介

司会の小田切千さんは、当然ながら出場者のエピソードを事前に取材していて、簡単な紹介を歌の前にすることを常としていますが、その男性-青年といいましょうーを「いじめられた時期があって、歌がそれを乗り越えさせてくれたんですよね」と言いながら、マイクを渡したのです。

確か、森山直太朗さんの曲だったと思いますが、歌い始めた青年の表情は、やや緊張気味ながらも、前を一点見つめ、慈しむように歌う姿には、私自身、体に何か熱いものが流れ込む感覚を感じました。

青年は見事合格。

私は心で拍手しました。

実際に青年の歌声は美しく、上手でしたから、合格の金が鳴らされたのは極めて自然なことですが、その背景を思うにつけ、心に響くいつもと違った鐘の音に聞こえた気がします。

合否は秋山気清さんが決めているのではないと分かっていても、この時ばかりは「秋山さん、いいぞ」と思ってしまいました。

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勇気をくれた青年に感謝

青年のおかげか否か、結局、最後まで見入ってしまった私は、最後のチャンピオンを知らせる小田切さんの時間配分の見事さばかりに気を取られていて、かの青年の存在はすっかり忘れていたのです。

そして、時計が59分を差し、あと数十秒を残すところになって、小田切さんが読み上げた番号と氏名は、かの青年でした。

信じられないといった表情で、感極まった青年はトロフィーを手にしましたが、私も彼同様に感極まりました。

ああ、いいのど自慢を見させてもらったと、心で繰り返しました。

歌でいじめを乗り越えた青年に、勇気と希望をもらうことができました。

ありがというと言いたいです。

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