蕎麦屋日記(15)正真正銘の翁に出会うことができた上野・翁庵

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■こうなくっちゃの外観

上野の蕎麦屋・翁庵を再訪してみました。

再訪とはいえ、5、6年ぶりのことですし、蕎麦に目覚めてからは初ですから、実質的には初見と何ら変わりありません。

上野駅の浅草口を出て、数分、大通りに面した並びにひっそりと建っています。

歴史を感じさせる蕎麦屋ならではの外観には、「やっぱり、蕎麦屋はこうなくっちゃね」というつぶやきも飛び出します。

ピークの時間帯は過ぎていたので、店内はそれなりに空いています。

6人掛けの席に着こうとすると、入口付近から、「食券をどうぞ」とのしわがれた声が。

■相席にもだいぶ慣れ

振り向くと、優しい笑顔の翁がたたずんでいました。

もりにしようかと思いながら、お品書きを見渡すと、天ざる1100円とありました。

これは安いし、お腹もちょうど空いているしと、これを注文しました。

テーブル席のみで、全部で30席ほどでしょうか。

厨房の中がよく見えます。

待っていると、当然のように私のテーブルに相席客が。

年配の女性客でした。

そば屋の相席もだいぶ慣れてきました。

■エビを一気に食べ尽くし

5分ほど待って、運ばれてきました。

翁庵の天ざる
翁庵の天ざる

ざるですから、そばには刻んだのりがかかっていて、そばの色は薄めです。

天ぷらはエビが2本にししとうが添えられ。

天つゆとそばつゆは共通のようです。

やや濃いめのつゆにはかまぼことミツバの茎が浮いています。

さて、ここはエビからと、一気に2本を食べ尽くし。

揚げたてというわけにはいかない衣は厚みもあり。

値段から考えれば十分でしょう。

■気取らない味わい

さて、待望の蕎麦は。

蕎麦の風味はあまり強くないでしょうか。

とはいえ、素朴で、街のお蕎麦屋さんの気取らない味わいです。

中盤まで食べ進めたところで、腰が曲がった高齢のご夫婦(二人とも確実に80歳は越えていると思われる)が入店しました。

ご主人が椅子に腰かけるのも難儀をしていたので、後ろにいた客が箸を止めて体を支えていました。

こうしたことが自然にできるのも蕎麦屋のいいところなかもしれません。

■次回はかつ丼にする

お二人の美しい姿にしばしみとれます。

翁庵で、正真正銘の翁たちに出会うことができたような気がしました。

ご婦人は天丼を、ご主人はかつ丼を注文されていました。

心底驚きました。

二人の活力は、蕎麦屋に来て、がっちり丼物をほうばることなんだと。

実際、かつ丼はいかにもおいしそうでした。

次回の翁庵はご主人にならって、かつ丼にします。

絶対に。

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