医師の持てる力を最大に引き出せるかどうかも自己の生命力と意志にかかっている

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余命3か月と宣告され

きょうの朝、ゆっくり目に起きて、朝食をとりながら、録画しておいたNHK「総合診療医 ドクターG」を見ました。

タイトルは「おなかが張って苦しい」。

患者は子ども向けの絵本を扱う書店経営、58歳の女性で、最近おなかが張ることを苦にし受診したところ、ステージⅣのがん、しかも余命3か月と宣告されてしまうというショッキングな冒頭でした。

病理診断の結果、おなかにたまった腹水からがん細胞が発見されたが、いくら検査をしても原発巣が見つからず、ホスピスを勧められてしまいます。

あきらめきれない女性は、セカンドオピニオンを求めて、ドクターGの元を訪れ、余命3か月は誤診であり、有効な治療法があるということにたどり着き、命をながらえる、という内容でした。

原発巣が不明ながんのことを原発不明がんといい、毎年2万人もの人がこの診断を受け、がん難民の状態にあるということも知りました。

私の場合は幸い、原発巣がすぐに特定されましたが、がんを経験したものとして、これは他人事ではないなと思いました。

生活の質(QOL)の向上を考慮

今回のドクターGで、感銘を受けたのは誤診を見破り、患者の命を救ったことはもちろんですが、医師ががん患者の気持ちに深く寄り添おうとするその心掛けでした。

というのは、医師は抗がん剤治療をするにしても、①なるべく通院に②マスクの着用を勧めない③生ものの食事を制限しないーーなどなど、患者の生活の質(QOL)の向上を考慮していることを感じたからです。

番組に登場した実際の患者さんで、フラダンスを趣味とする61歳の女性は「先生はどんどん外に出なさいと言ってくれるんです。先日もフラの公演にも出演できて。幸せです」と涙ぐんで語っていました。

私も思わずもらい泣きしそうになりました。

がんは、人生にとってあまりにも大きな試練であり、とてつもなく大きな壁だと思います。

そんな時にこそ、「これもだめ、あれもだめ」ではなく、生きる希望を与えてくれる医師こそ、名医なのだなということをこの番組を見て、改めて感じることができました。

家族4人のうち3人ががんに

二人に一人ががんにかかる時代だといわれています。

実際、私の家系を思うに、父=大腸がん、姉=舌がん、私=骨髄異形成症候群(血液のがん)と、母を除く4人のうち3人ががんになってしまっています。

がんになるまでは、「うちの家系にがんはいないよね、だから絶対大丈夫だ」などとたかをくくっていたことが今になって恥ずかしいです。

ただ、私の場合も、番組のドクターGではないですが、医師に恵まれました。

私の場合もセカンドオピニオンによって、活路を見出しましたが、やはり医師によっては、同じ病気に接しても、治せる医師と治せない医師が明確にいるということも経験の上で知りました。

その意味においては、今回の番組の患者がそうであったように、決してあきらめることなく、わずかであっても可能性を信じ、命をつなぐための努力を続けていくことが大切なのだということを改めて思います。

ドクターGが図らずも語っていた言葉、「最善を期待して最悪に備える」にそのすべてが詰まっているような気がしました。

乗り越えた先には幸福が待つ

医師は私たち患者の病気を診てくれるかけがえのない存在ではありますが、人生のすべてをみてくれるわけではありません。

あたりまえのことでしょう。

だから、自分の身体、自分の命については、自分の責任をもって、生き抜いていくほか道はありません。

もちろん、自分たちができることには限りがあるでしょう。

しかし、医師の持てる力を最大最高に引き出せるかどうかも、詰まるところ、自己の生命力と意志にかかっているように思うのです。

がんは厳しい病気ですが、厳しさを乗り越えた先には、幸福が必ず待っているのだという希望が最良の薬であり、治療だということを経験から思います。

そんなことを改めて感じさせてくれるいい番組でした。

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