映画「アバウト・シュミット」に見る定年後の悲哀と孤独、そして愛情

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一人留守番の映画鑑賞

土曜日はやはり妻娘ともに外出していたので、一人留守番でした。

最近はこのパターンが多くなっています。

そして決まって映画を見るというパターンも定着です。

というのも、Amazonプライムで映画が見放題ですから、見なきゃ損という元来の貧乏性が押さえられないからです。

さて、何を見ようかと、前回同様、サムネイルをめくっていくと…。

前回同様、見覚えのある俳優の顔が……。

ジャック・ニコルソンでした。

タイトルは「About Schmidt」、シュミットについて。

前回の「最高の人生の見つけ方」とは対照的な地味な題にもひかれ見ることにしました。

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自身を照らし合わせ

生保会社の部長代理として定年を迎えたウォーレン・シュミット(ジャック・ニコルソン)の悲哀、孤独、家族との不和と死別など、人生の晩年で多くの人間が向き合わなければならない現実と主人公の心情、葛藤を丹念に描いています。

私自身、定年を間近に控えていることもあり、まさに我が身と照らし合わせて見入ってしまいました。

一人娘というシチュエーションも同じですからなおさらのこと。

ウォーレンは気に入らない婚約者から、さまざまな手段で娘を取り戻そうとしますが、彼の気の弱さというか気の優しさゆえ、果たすことができず。

自分もそんな心境になってしまうのかな、いやあくまで娘が選ぶことだからとグダグダ考えてしまい。

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瞋恚の業火に焼かれ

遺品を整理しているうちに亡くなった妻の過去の過ちを知ってしまい、その相手が親友だったとあって、怒り心頭。

孤独に加えて心は瞋恚の業火に焼かれ、傷心の旅へ。

奥さんがほしいと言って買った巨大キャンピングカーがより一層、彼の寂しさを倍増させていて、うまい演出です。

ジャック・ニコルソンのすごさはやはり、表情の演技でしょう。

あの顔芸は唯一無二です。

スタンリー・キューブリックが手がけたホラー映画「シャイニング」で、その鬼気迫る顔芸にはかつて圧倒されました。

本当に恐怖に打ちのめされたものです。

今回は怒りを抱えつつも、平凡を絵に描いたような人物像を静かに豊かに衒いなく表現していて、やはりこの人は偉大な俳優だということを改めて実感した次第です。

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「マラーの死」のパロディーが

映画のシーンで、ウォーレンが入浴する場面が一瞬出てくるのですが、「あ、これはあの絵画のパロディーだ」と気づき、何の絵だったかなと調べてみました。

でもタイトルが思い出せません。

確かナポレオンの肖像画を描いた画家だったと思い出し、ダヴィットだとたどり着きました。

ダヴィットの作品を調べると、ありました。

「マラーの死」

浴槽からだらりと下がった右腕、眠っているように目を閉じ、左手には手紙様なもの、首の部分には布が敷かれていて…構図は見事なまでにコピーされていました。

私が気づいたのはこの箇所だけでしたが、もっとそういった遊び心の演出が散りばめられているのかもしれません。

ウォーレンは最後のシーンで人間に対する愛情を再び取り戻すかのような熱い涙を流します。

その理由はぜひ作品を見ていただきたいですが、私はこのラストの涙に大いに救われた気がします。

そう、人間、どんなに孤独に感じていたとしても、世界のどこかに必ず、無償の心でつながれることができる人がいるのだということを。

そんな希望を確認できたことで。

いい映画でした。

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「アバウト・シュミット」のタイトルサムネイル。定年前の私には沁みた映画
「アバウト・シュミット」のタイトルサムネイル。定年前の私には沁みた映画

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私の棺おけリスト一番目は妻との金沢、和倉温泉再訪

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振り替え休日をまったりと

きょうは振り替え休日で一日ゆっくりまったりと家でくつろぎました。

それでも、食器洗いと洗濯物たたみくらいはさせてもらいましたが。

奥さんは都心へ出かけているので、一人留守番です。

この一人の時間が好きで好きで。

至福のひと時です。

さて、貴重な時間を何をして過ごそうかと考え、やはりこのシチュエーションは映画だろうと。

という展開になると、たいがいはお気に入りの映画DVDを棚から引っ張り出してくるのが常ですが、きょうは気が変わって、amazonプライムの映画でも見てみようかという気になりました。

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米を代表する二大名優

映画のリストを出して、タイトルサムネイルを順送りしていきますがなかなか、これといった作品が見当たりません。

100個くらい飛ばして、ようやく「お!」と思えるサムネイルにいき当たりました。

「最高の人生の見つけ方」というタイトルはあまりにもべたな感じがして、題を見ただけではスルーしていたかもしれません。

それでも見たいと思ったのは、サムネイルに映し出されていた二人の俳優に心惹かれたからでした。

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン。

いわずと知れたアメリカを代表する名優です。

二人とも別の作品でなじみ深い俳優とあって、これを見てみようという気になりました。

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病室から始まる友情

期待にたがわぬ良作でした。

がん、闘病、友情、冒険、家族、愛、信仰、そして死。

こう書いてしまうとあまりにも詰め込み過ぎの感があるように思えてしまいますが、これら人生における重要なテーマを無理なく連綿とストーリーでつむいでいく脚本の巧みさにはまず感心させられました。

見ず知らずの赤の他人が、病室をともにすることから始まる男同士の友情の物語。

二人はお互い悪態をつきながらも、距離を徐々に縮めていき、やがて切っても切れない仲へと陥っていきます。

映画らしい誇張表現はあるとはいえ、私自身、二人部屋で数か月間、病友と寝食をともにした経験からすると、あるあるという場面が見事に活写されていました。

ニコルソンの無二の顔芸、フリーマンの渋い語りと、それぞれの個性がぶつかり合うさまはさすがの一言。

うならされました。

原題を「Bucket List」といい、和訳すると「死ぬまでにやっておきたいこと」となるそうです。

映画の中では「棺おけリスト」という言い方もされてました。

邦題も「棺おけリスト」でよかったんじゃないかと思います。

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世界旅行を疑似体験

映画を見終わって、「さて、自分のとっての棺おけリストはなんだろう」と頭の中を探ってみますが、映画の2人のようにはさくさくと見つかってはくれません。

えーと、えーと、と考えているうちにひらめきました。

妻と27年前に新婚旅行で行った金沢への再訪です。

考えるまでもなく、私の棺おけリストならぬToDoリストの最上位に置かれている項目です。

実は2年前の25年銀婚式で、金沢と和倉温泉・加賀旅館に泊まるというプランをずっと前から立てていたのですが、腎臓の具合が悪くなったことで見送ってしまったのです。

透析が始まった今は、旅先での臨時透析をすれば、可能かもしれません。

それでも、ステロイドを服用しているため、温泉に入ることができません。

せっかく温泉地に来て、温泉に入れないことほど悲しいことはありませんね。

その意味でも、きょう見た映画で、二人の俳優が存分に私の代わりになって世界中を旅してくれたことで、疑似体験をできたように思えました。

きょうは珍しく気ままな映画のチョイスが功を奏しました。

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「最高の人生の見つけ方」のタイトルサムネイル。ここに映った2人の名優に惹かれた
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死ぬまでに一度見ておきたい絵画がある。定年後の最大の目標

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社歴33年目で知る勤務規定

先日、社内のネットワーク掲示板に、「勤務規定を公表しました」の知らせがありました。

私は社歴33年になり、定年まで残すところあとわずか4年というところになって初めて、わが社の勤務規定を知ることになりました。

読めば読むほど、「なるほど、そうなっていたんだ」ということばかりで、よくもまあ、何も知らずに職場にぶらさがって働いていたものだと、我ながら感心した次第です。

それでも、休職期間こそあれ、クビの皮一枚でここまで続いて雇ってもらっていることには感謝しなければなりません。

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アルバイトとしての再雇用

その中で興味深かったのは60歳定年後の働き方です。

私の現在の役職では、嘱託としては残ることはできず、アルバイトとしての再雇用になるようです。

これはある意味、望むところです。

というのは、私は透析をしているため、フルタイムが義務となる嘱託の働きは無理なので必然アルバイトとなります。

現状のシミュレーションでは、月水金の8時-11時の3時間勤務で、午後透析というパターンが最適かと。

週9時間の勤務なので、小遣い程度の収入にもなりませんが、それは仕方ないことでしょう。

定年組の多くが嘱託でのフルタイム勤務を望むようですが、私はそこまで会社に縛られたくはありませんから。

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「60代こそ人生の黄金期」

最近、とみに「60代こそ人生の黄金期」という標語が飛び交うようになっています。

これは思うに、団塊世代が、がむしゃらに仕事に打ち込んだ末、肩書きがなくなると途端に気力を失ってしまうという現象に対する一つの反動であり、警鐘だという気がするのです。

仕事が第一の人生ならば、定年後は第二の人生のステージだと。

十分、体が動く60代にやりたいことをせずには悔いが残るよ、時間は残り少ないんだから、と。

収入こそ激減しますが、年金を受け取るまでの5年間は退職金を取り崩せば何とかなるでしょう。

ともあれ、お金のための働き方だけはごめんこうむりたいところです。

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いつか妻とフランスへ

透析があるし、基礎疾患があるため、長期の海外旅行は無理でしょうが、ここだけは妻と行ってみたい場所があります。

フランスのアルザス地方にあるコルマールという町です。

ここにあるウンターリンデン美術館に収蔵されている絵画を死ぬまでに一度、見ておきたいのです。

その絵画作品とはマティアス・グリューネヴァルトという画家が描いたイーゼンハイムの祭壇画です。

キリストの生涯を描いたものですが、これをプリントで見た時の衝撃たるや、言い表わせないほどです。

私はキリスト教徒ではありませんが、この作品を前にしたことを想像するだけで、全身の血液が沸騰するような感動を覚えるのであろうと思えてならないのです。

この目標に向かって、今から着々と準備を進めていこうと思っています。

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