「衣食」カテゴリーアーカイブ

赤坂・珉珉のドラゴンチャーハンを久しぶりに堪能

久しぶりに赤坂まで足を延ばしてランチをしてきた。

というのは、腎臓が末期状態になってから、ずっと控えてきた、とあるチャーハンが食べたくて仕方なくなったので。

それは、赤坂の中華・珉珉のドラゴンチャーハン。

名前のインパクトからすると、見た目も味も意外とおとなしく感じるけれど、ほのかなニンニクの香りが絶妙で、病みつきになる味。

人気の店なので、私が到着した時点で、既に5、6人の行列ができていた。

待つことしばし、入店が認められ、カウンターに座席を占めた。

迷うことなく、ドラゴンチャーハンを注文。

店員さんが、「ドラゴンチャーハンだけでいいんですか?」と。

確かに周りのお客さんは、チャーハンとラーメン、または餃子と、必ず合わせ技で攻めているのがわかる。

それでも、ここのチャーハンの量は十分に多いので、単品で押し通す。

待つこと5分、来た来た、久しぶりのかぐわしい香り。

半年ぶりだか、1年ぶりだかは忘れたけれど、一口含んだ時、思わず涙が出そうになった。

腎臓は壊れてしまったが、人工透析のおかげで、またこのドラゴンチャーハンを食べることができているんだ!と……おおげさかもしれないが、そう感じた。

この感激は最後の一粒を余すところなく食べ終わるところまで続いた。

ただ、前回と違うのは、どんぶりいっぱいに注がれて出てくるスープをレンゲで3口ほどしか飲まなかったことか。

水分と塩分制限はきっちり守っていかないと。

ところで、店までの道すがら、久しぶりとあって、ずいぶん街の景色が変わっていた。

以前、仕事でよく使った昔ながらの喫茶店がコンビニになっていたり、新しいマンションが建設中だったりと。

都会の変化は目まぐるしく、目印の建物が急になくなったりすると、道に迷ったりもする。

でも、珉珉のドラゴンチャーハンの味はいつまでも変わらない。

このお店にはいつまでも残ってもらいたいと願っている。

赤坂・珉珉の外観。一本路地を入るので、初めての人にはわかりにくい場所にある
赤坂・珉珉の外観。一本路地を入るので、初めての人にはわかりにくい場所にある

透析前のルーティーンとなったそば屋通い

前回はランチについて、やや気が重くなるような記事の内容になってしまったので、今回は気を取り直して、プラス要素だけを感じさせてくれるお店について書いてみたい。

それは透析クリニックから歩いて6、7分の場所にあるおそば屋さん。

透析の前にここで腹ごしらえすることが習慣化しつつある。

この店でありがたいのは、混雑のピークの時間帯であっても、適度に席が空いていること。

行列ができるでもない、ガラガラというわけでもない、ちょうどいい席の埋まり具合は、目指してくる客にとっては重要なポイントであるに違いない。

私が確保する席は2人がけ席か、もしくはカウンターだが、日によって、カウンターが埋まっていたり、逆に複数席が埋まってカウンターがガラガラだったりと、いろいろ。

とはいえ、どんな状況でも、お一人様を受け入れてくれることは安心をもたらしてくれる。

ほぼ決まって、大せいろを注文。

ほぼ決まって7、8分でせいろが運ばれてくる。

たれと薬味を器に注ぎ、かき混ぜ、麺をすくい上げて、麺の下3分の1をたれに浸し、器に唇を差し込むような具合で、勢いよくすする。

正式なそばの食べ方があるのかどうか、調べたことがないので、この自分の方法が正しいのか間違っているのかはわからないが、いずれにせよ、自分がおいしいと感じる食べ方でいいだろうとは思っている。

周囲を見ても、それなりにそばをすする音は大きいようだし、自分のそれが他人に迷惑をかけるような音量ではないだろうという確信もある。

ほぼ決まって7、8分で完食。

せっかく出してくれたそば湯を注ぎ、一口二口飲んで、レシートをもって席を立つ。

これがほとんどルーティーン化しつつある。

店を入ってから店を出るまでの所要時間は17分。

透析前で1分でも時間が惜しい状況にあっては、極めてありがたい時間の使い方といえる。

それで、肝心の味はどうなのか。

私はそばの良し悪しが全くと言っていいほどにわからない人間なので、隣のテーブルから漏れ聞こえてきた「そばには夏そばと冬そばがあってね、どちらがうまいんだよ」云々といった蘊蓄も一切吐くことはできないが、おいしいか、おいしくないかぐらいはわかる。

この店のそばは。間違いなくおいしい。

だいぶ前だが、人気店に誘われて入った店のそばが、箸でもちあげると、テニスボールのように固まって持ち上がったという記憶があるが、実際、触感もぼそぼそ感が強かったという印象がある。

もちろん、安さが売りの人気店なので、大量生産ゆえやむを得ない面もあると思う。

ただ、自分にとって、しばらくの間、その店のそばの味が、そばというものの、基準となってしまったこともあり、そばよりうどん派を自称する期間が長く続いていた。

ともあれ、透析というルーティンとセットの形で、お気に入りのそば屋もルーティーンの仲間入りしてくれたことはありがたい限りだ。

勘定を済ませ、「ご馳走様でした」と声をかけると、決まって、「いつもありがとうございます」と返ってくる。

最近は常連と化しつつあるので、顔を覚えてもらったゆえともとれるけれど、このお店のお客さんが出ていく際、決まってかかるのがこのお礼の言葉なので、自分にだけされたことではないということがわかる。

一見であったとしても、「いつも…」が付けられることで、不思議なもので、「また来ようかな」と思ったりするものである。

そう、最後になったが、この店のいい点をもう一つ。

駅から5分ほどというとても便利なロケーションにありながら、やや大きめの幹線道路を挟んだ向こう側にあること、目と鼻の先に新宿御苑の森が見えることなど、隠れ家的な、落ち着いた雰囲気の中に店があることも気に入っているポイント。

今通っているクリニックには最低でもあと10年は通うつもりなので、どうか、このおそば屋さんも長く続いてほしいと願わずにはいられない。

以前も記事に載せたことがある代々木のそば屋の大せいろ。一日置きに食べているが全く飽きない
以前も記事に載せたことがある代々木のそば屋の大せいろ。一日置きに食べているが全く飽きない

負のオーラ全開の、とあるランチレポート

きょうのブログはやや負のオーラ全開というモードとなるので、あらかじめご容赦をいただくことにしたい。

というのは、人工透析開始以来、再開した外ランチでは、基本的に満足のいく内容ばかり続いていたのだけれど、残念ながら、とうとう失敗に当たってしまった。

店の名前はもちろん出さないが、発展途上にある飲食店の少しでも参考になればと思い、あえて、批判レポートを書いてみる。

今回、訪れたのは、とある焼肉屋。

これまでも何度か店の前を通り過ぎるたびに、いつか入ってみようと思っていた店だった。

その日は別の店に一度向かったものの行列ができていたため、すぐあきらめ、気になっていたその焼肉屋に足を向けた。

その焼肉屋の外観はシックで高級感がただようことに、まず目を引かれる。

店の外に立てかけられている看板広告には、お勧めのランチが並んでいたが、ここはやはり焼肉屋ならば、「焼肉ランチ1400円」を選ぶほかないだろうと決めて、店内へ。

入るとすぐに外観にマッチした黒を基調としたおしゃれな作りが期待感を高める。

店員の女性の対応もさわやかで、「お2階へどうぞ」と案内され、2階へ。

2階には一人焼肉用のカウンターが並んでいた。

しかも、窓に向かっているので、外を眺めながら食事できるという点は、好感が持てる。

席に着いて、予定通り、焼肉ランチを注文する。

10分待つ。

ランチタイムにしては、ずいぶん出てくるのに時間がかかっているなと思い待つ。

15分が経過したところで、店員が来て、「お待たせしております。もう少々お待ちください」と。

まあ、時間にゆとりはあるので、問題はないが、そんなに混雑している雰囲気はないのだが。

それから3、4分して、ようやく運ばれてきたのは、予想外の蓋をされたお重だった。

普通、焼肉というと、平皿に肉が無造作に乗っているというのが定番だけど、ここの出方は違っていた。

どこまで高級感たっぷりなんだと思いつつ、蓋を開けると……。

目を疑った。

やや黒ずんだ生のカルビ肉がお重の一角を占め、その手前にはキャベツと人参のサラダにサザンアイランドのドレッシングがかかっており、左上に目を移せば、作り置きして、相当時間が経っているとしか思えないナムルが申し訳程度、お重の底が見えるくらいのスカスカ感(かつてのグルーポンのおせちを彷彿とさせる)であり、その手前は白飯、真ん中のくぼみ部にわずかのキムチが添えられていた。

それまでの店が醸し出していたとてつもない高級感とは対照的な、お粗末な焼肉ランチの内容にまず、愕然とする。

この時点で、この店を選んだことをまず、後悔する。

味はどうだったのか。

6枚だったか、7枚だったかの肝心のカルビは、「う~ん」、サラダも、ナムルも「う~ん」と、最後まで「う~ん」続きで食事を終えた。

ちなみに隣にいたサラリーマン風の2人連れは、牛筋煮込みを注文しており、その評価に耳をそばだてていると、「ボリュームがすごいよね」と、むしろいい反応が聞こえてきた。

ということは、私が注文した、看板であるはずの焼肉ランチは、まさにハズレだった可能性が高い。

以上が、ここ最近で、初めての落胆することになったランチの顛末なのだけれど、一つの教訓として思うことは、店構えが高級だからといって、決して中身が伴うとは限らない――ということ。

ランチ1400円で、文句を言ってはいけないという気もするが、もし、その店に真の実力があるならば、いくら格安で提供するランチとはいえ、甚だしく質を落とした内容を決して提供をしないものだ。

つまり、いい加減なランチを出す店は、根本がいい加減なのに違いないと思わざるをえない。

ということで、この店には二度と足を運ぶことはないだろう。

ランチでこそ、実力の片鱗を見せつけてくれれば、夜も行ってみようかなと思うのが人情というものだろうが、その意味では、この店は、ランチで評判を落とすような、むしろ逆効果を招いているのではないかと感じたこの日のランチだった。

最後まで負のオーラ全開のブログにおつきあいいただき、ありがとうございました。

また、不快な思いをさせて申し訳ありませんでした。

記事の負のオーラを少しでも薄めたいので、カット写真は蓮の花を添えておこう
記事の負のオーラを少しでも薄めたいので、カット写真は蓮の花を添えておこう