がん患者が苦闘を突き抜けて謳う第九歓喜の歌に感銘

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がん研有明病院が主催

きょうは朝から感動で胸が熱くなることがありました。

NHKのニュースで紹介されていたがん患者とその家族による第九演奏会がそれです。

がん研有明病院が主催した同会には、今まさにがんと闘っている人、また再発の不安を抱えている人が参加。

半年に及ぶ練習を経て、歓喜の歌を高らかに歌う姿に、思わず目頭が熱くなりました。

私自身、がん患者です。

一応の完治との符牒は与えられたとはいえ、100パーセント再発しない保証などなく、その意味ではサバイバーではあっても、元を付けるわけにはいきません。

その定義については先日考えた通りです。

自分のがんサバイバーの定義は完全に間違っていたと気づかされ

やはり、私自身、あまりにもつらく苦しかった、がんの治療を思い出しては、皆さんも同じ思いで闘っておられるのだと思うにつけ、決して他人事ではありませんでした。

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練習参加を目標に

参加者の声には、「練習に参加することが目標」だったり、「このために体調を整える」などがあり、第九参加がそれぞれにとって生きる希望であり、エネルギーとなっているようでした。

また、がん研病院の副院長自らも舞台に立って、患者と同じ目線に立とうと努力している姿勢も素晴らしいと感じました。

さらに、この第九の指揮をとった山田和樹さんの「合わせようとせず、自分の歌い方で歌ってください」との指示には驚かされるとともに、患者の心情に寄り添おうとする向き合い方にも感銘を受けました。

40分にも及ぶ大作である第九ですが、この日、全員が体調を崩すことなく、最後まで歌いきることができたそうです。

歌い終えた出演者の表情はまさに歓喜と達成感にあふれていました。

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2人に1人がかかる時代

がんは今や2人に1人がかかるといわれる時代です。

かつては不治の病とされていたがんも、治らないまでも、生涯にわたって付き合っていくことができるようにもなりました。

私もがんを宣告された時、「余命半年、5年生存率10%以下」という事実をつきつけられました。

が、今も生きています。

がんサバイバーとして、誇りを持って生きています。

がんになったとしても、人生の終わりではなく、むしろ第二の人生の始まりなんだととらえることができるようになっています。

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ベートーヴェンが「ブラボー」と

がん患者であり、クラシックファンということで、一気に引き込まれた朝のニュースでしたが、そうした経験や嗜好性にかかわらず、あの歓喜の歌を見て聞いて、感動した人は多いはずです。

そして何より、作曲したベートーヴェンが最も喜んでいて、「ブラボー!」の声を上げる姿が目に浮かびます。

苦悩を突き付けて、歓喜に至るという作品を貫くテーマはまさにがん患者の生き様にふさわしく、そのために書かれたのではないだろうかと思うほどです。

がんが自身の細胞である以上、それを撲滅することはできません。

だからこそ、がんを抱えながらもいかによりよく生きるかが、問われる時代になっているんだろうと思います。

そのことを改めて考えさせてくれたNHKには感謝したい思いです。

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「ノーミュージック、ノーライフ」を地でいく私の日常

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どんな曲を聴いているのだろう

朝の通勤電車に乗っている人の多くがイヤホンをしています。

かく言う私自身もしています。

いつも思うことは、「この人は一体、何を聞いているのだろうか」ということです。

時々車内で響いてくるシャカシャカの音漏れがない限り、外側からは何を聞いているのかはさっぱりわかりませんね、当たり前のことですが。

音楽なのか、英語なのか、ニュースなのか、落語なのか、それとも……。

ともあれ、何かを聞くためにイヤホンをしているのは確かでしょう。

単なる耳栓のためだけにやっている人はおそらく一人もいないとは思います。

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通勤の友、クラシック

ということで、他人がイヤホンで何を聞いているのか知りたいという欲求が同等に皆さんにもあると仮定して、私が常に外に持ち出している音楽ライブラリについてお話をしてみます。

まず、5000曲が入るICレコーダーにはすべてクラシック音楽が入っています。

主な作曲家は、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブルックナー、シューマン、ブルックナーなどメジャーから、ファリャ、ブロッホ、アイブスなど、ややマイナーまで、ざっと50人ほどの作品です。

これを通勤の行き帰り、ランダムで再生しています。

かつてはランダムの聴き方をせず、必ずアルバムごとというこだわりがあって聴いていたのですが、保有する曲が増えすぎて、ランダムで聴かない限り、万遍なく楽しむことができないと痛感するようになったのですね。

オペラなどは、突然、語りの部分だけが流れたりと、「これはちょっと」と思う場面はあれ、「あ、あの曲がかかってくれた」という偶然が与えるチャンスのようなものを感じるのも一つの楽しみでしょうか。

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記憶が浸み込んだ楽曲たち

もう一台のミュージックプレーヤーとして使っているiPhone7にはジャズ、ポップスなど約800曲を入れています。

iPhone7はイヤホンジャックがなくなってしまったので、こちらは家でスピーカーから流す用にしています。

お風呂、トイレ、たまに家事を手伝う時などで役立ってくれていますね。

特にiPhone7は生活防水になったので、水周りで使えるのはありがたいです。

ジャズはキース・ジャレット、バド・パウエル、レシェック・モジシェル(ポーランドのピアニスト)、ジョン・ルイス、フィニアス・ニューボーン・ジュニア、クリヤマコト、糸川玲子、阪本亜矢子、加古隆など、ほとんどピアニストで占めらています。

こう書き出してみて、改めて自分はピアノ大好き人間なんだなということを自覚します。

ジャズのピアノ以外はサックスのグローバー・ワシントン・ジュニア、ボーカルのケイコ・リー、変わり種でゲームBGMのSIMCITY3000が入っていたりします。

ポップスは高中正義、是方博邦、ラリー・カールトンのギターほか、ビートルズの後期アルバム、桑名正博、尾崎亜美、麗美などです。

サザン・オール・スターズもありますが、「ヌードマン」のみで、このアルバムが大のお気に入りです。

学生時代の甘くほろ苦い思い出を含んだ曲たちなので、聴くたびに当時を思い起こし、妙な気持ちにさせられるものです。

ほかもすべて学生時代に親しんだアーチスト、楽曲ばかりで、音楽はやはり記憶に結びつき、それを掘り起こす際に不可欠な存在なのですね。

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気が付くと人生に寄り添って

以上が私と生活をともにしてくれているマイライブラリなのですが、思うにここに至るまでの道のりを振り返ると、気が付くと寄り添ってくれている楽曲たちという気がします。

一時期、音楽を我慢して、英語のリスニングに没頭した時期などもありましたが、挫折とともに我慢しきれず音楽へ舞い戻ってきたという経緯もあります。

やはり音楽は自分にとって、エネルギーであり、生きるよすがともいえる存在なのだと思います。

「ノーミュージック、ノーライフ」

わかるなぁという、見事な標語だと思いますね。

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ピアノという摩訶不思議な漆黒の楽器に魅せられて

先日、妻から、「ピアノの速弾きを競う番組があるから一緒に見ない」と誘われたが、翌朝は早く起きなければならないので、断って眠った。

この番組はさまざまな特技を持つ芸能人がライブで戦い、勝者を決めるという単純な構成で、その晩はピアノ版の特集だったようだ。

芸術性も何もあったものでもない、ただ速く正確であればいいという、何とも身もふたもない企画に辟易していた私は、正直、冷ややかな思いで床に入ったのだけど、うとうとしながらも耳に入ってくる旋律に、ピアノという黒い物体に必死に向き合う奏者の姿を思い浮かべるにつけ、不思議な共感がわきあがってきた。

というのも、私自身、ピアノが大好きで、好きな音楽のジャンルであるクラシックにしても、ジャズにしてもお気に入りの多くはピアノ曲で占められている。

とりわけ、大学時代、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」を初めて聴いた時の衝撃は忘れられない。

この世のものとは思えない天上の響き、しかもそれが即興によって弾かれたということを解説で読んで、二重の驚き。

その後、その演奏会はピアノ、演者ともに最悪のコンディションにあったという証言を知るにつけ、三重の驚き。

「奇跡のコンサート」と呼ぶに値するとてつもないライブ演奏だと思う。

また、思い出に残るのは、やはり学生時代によく通った新松戸のジャズ喫茶にはパラゴンといういかついスピーカーが備えてあり、これで鳴らすジャズピアノは、まさにライブだった。

その店の席の配置は変わっていて、正面のスピーカーに向かって、教室の机のように、整然と一方向を向いている。

しかも、音楽がかかっている時は私語禁止という厳しいルールまであった。

ピアノの話に戻ると、そのパラゴンで感動したピアノ曲は、バド・パウエルの有名な「クレオパトラの夢」だ。

よくCMにも使われる曲なので、耳にすれば、「ああこの曲ね」と思う人も多いに違いない。

この曲は、「ケルン・コンサート」とは対照的で、あまりにも泥臭く、音はこもっていて、これが同じ楽器かと思わせるほどだが、そこがまたたまらない魅力となる。

対照的とはいえ、上記2曲に共通している点もある。

奏者の絶え間ない叫び声が録音されていること。

これも味わいの一つ。

もう1曲、大好きなジャズのピアノ曲を挙げておきたい。

クリヤ・マコトの「X-BAR TRIO」(1992年)がそれ。

発売当時、ふとしたことから手にしたジャケットが、色覚検査のようなデザインで、面白いと思ったものの、すぐには購入しなかった。

ところが、お店に行くたびにこのジャケットを手にしてしまい、何かの縁だと購入して、その素晴らしい楽曲に感嘆し、今も聴き続けている。

とりわけ、3曲目の「Harvest Road」はピアノ曲の中でも名曲中の名曲だと思われる。

そう、かつてショパンやリストも世のご婦人方を、その華麗な速弾きで失神させていた時代があったように、時代は変わってもあの漆黒の物体から発せられる摩訶不思議な音には、人を狂わせ、熱狂させる何かが存在することは間違いないだろう。

全く不可思議な楽器だと思う。

わが家のリビングに刻印されたピアノの足跡。娘が弾かなくなって売ってしまったピアノの唯一の存在証明
わが家のリビングに刻印されたピアノの足跡。娘が弾かなくなって売ってしまったピアノの唯一の存在証明