ボス、ブリューゲルの特異な画風にしびれたバベルの塔展@東京都美術館

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バタバタ気味の鑑賞

日曜日に妻とともに上野・東京都美術館で開催中のブリューゲル「バベルの塔」展に行ってきました。

上野公園内でなぜか道に迷い、とてつもなく遠回りしてたどり着いたため、入場したのは閉館1時間前と、少しバタバタ気味の鑑賞になってしまいました。

入場する際も係員から、「当展は3つのフロアになっておりますのでご注意ください」と、できるだけ早く回らないと時間切れになるよと警告されながらの鑑賞スタートです。

さあ、気合いを入れて回るぞ。

ボスとの出合いに感銘

最初のフロアは彫刻のコーナーですが、それらがいかなる価値ある作品かは、説明を読む心のゆとりがないので、わからないまま、足早に一瞥で通り過ぎていくばかり。

まあ、仕方ないでしょう。

おそらくですが、目玉のバベルの塔は終わりの方にあるはずですから、ここで時間を費やすわけにもいかず。

それでもエスカレーターを上がって、2フロア目には、スルーできない作品が私たちを待っていました。

ブリューゲルの師とされるボスの作品でした。

ボスの作風は一度目にしただけでも、決して忘れることのできない強烈なインパクトがあります。

見晴るかす地平にほぼ遠近法を無視するとともに、この世のものとは思えない異形の生物たちがひしめき合っているのです。

その画風があまりにも細部にわたっているため、いつまでも見ていても飽きないのです。

今回展示されたボスの2作品は比較的穏和というか、どちらかというとらしくないものですが、それでも片鱗をうかがうことができ、本物のボスに向き合うことができた喜びと感銘が込み上げてきました。

一際目を引く人だかり

そして、いよいよメーンフロアへ。

ここまでで残り30分ありますから、十分でしょう。

ここはほぼバベルの塔関連一色とあって、人の多さがこれまでの軽く3倍以上でしょうか。

壁一面に拡大されたバベルの塔を始め、さまざまな角度から作品を解説するコーナーが設けられていました。

そして、進んでいくと、一際目を引く人だかりがありました。

バベルの塔の実物のようです。

5重ほどの列が作品を取り囲むように鈴なっているので、容易には近づくことはできません。

しかも、想像していたより、遥かに小さい作品だとも感じました。

人だかりはいつまでも解ける様子がないので、仕方なく拡大模写作品の方へ。

ここはやや人が少ないので、かなりの接近に成功し、じっくり鑑賞できました。

ああ美術鑑賞っていい

模写作品の脇にはシアターがあり、作品解説の8分間の動画を見ることもでき。

妻も、その壮大なスケールには圧倒されたようで、「すごい」を連発していました。

最後にグッズ売り場で妻はバベルの塔が描かれたファイルを購入、さらに美術館には似つかわしくないガチャガチャが置いてあり、妻が何ですかと聞くと、「ブリューゲルのモンスターのピンバッチです」とのこと。

挑戦しようと妻が300円を投入し、ガチャガチャと回します。

ここはクジ運の強い妻に任せたのが功を奏し、モンスターの中で最も有名な魚に脚が生えたモンスターを引き当ててくれました。

さっそく、ジャケットに付けてと。

時間が押して、かなりバタバタ気味の鑑賞ではありましたが、収穫の多い鑑賞になったと思います。

妻も納得の表情でした。

当時としては破天荒すぎるほど異端的であったであろうボス、そしてその師匠の画風を引き継ぎつつ、独自の路線を雄々しく切り開いていったブリューゲル。

ネーデルランドに花開いた特異な絵画文化の一端に触れることができ、心底しびれました。

ああ、美術鑑賞って、本当にいいですね。

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