人間観察

距離道楽

とっても気になったエントリーにトラックバックさせていただこうと思ったんですが、ちょっとよじれちゃったので、単独のエントリーといたします。

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合わない人って、当然僕にもいる。

しかも、結構たくさん。同じ人間なのに、一緒にいてどうしてこうも気詰まりに感じるんだろうとか、逆に空気のように何も感じなかったりするのだろうとよく思う。これはだれもが感じることだと思うけれど。

吉田戦車の『伝染るんです』に、「距離道楽」をテーマにした4コマがある。八百屋の主人が“距離道楽”にはまってしまっていて、商売そっちのけで、人間関係の距離を眺めては楽しむという内容だ。奥さんは旦那の道楽を嘆いて泣く。主人は謝るのだが、その夫婦における距離を主人、道楽仲間が「いい距離…」と密かに堪能する、というストーリー。

くだらないと言ってしまえばそれまでだが、僕はこの4コマが大好きだ。人は人との関係性の中でしか生きられない社会的動物だということはよく言われる。だから無意識のうちに、人は人との距離を測りながら、そして適切な距離に身を置きながら生きている。これが崩れたら、この感覚を人が持ち合わせていなかったら、相当住みづらい世の中になるだろうなぁ。

この1週間の旅の間、娘とこの“距離道楽”をしてずいぶん時を過ごした。いい教育のあり方とはとても思えないが、子どもが面白がってるんだから、ま、いっかと。

日時: 2004年08月12日 16:28 | パーマリンク