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骨髄移植の意思最終確認

fugue (2005年9月12日 11:56) | 個別ページ
午後から病院へ。今回も義姉さんと一緒に。
車の中で、娘が買ったコミック『20世紀少年』を読み始める。きょうで1~3巻を読み終えた。面白い。あまりの面白さに引き込まれる。特に主人公らと自分がほとんど同じ世代であることも魅力の一つ。最近の漫画とはいえ、ジェネレーションギャップは全く感じない。

15時20分からの診察。

自分たちが診察室に入る前、お母さんに寄り添われた若い娘さんが出てきたのだが、泣いている。号泣というほどではないが、シクシクと。お母さんが髪をなで、慰めている。

私たち3人、思わず息を呑む。白血病の宣告? と勝手な想像を。でも当たらずとも遠からずであろう。特に若い娘さんであるがゆえにショックも大きいのは当然だ。思わず、お互い乗り越えていきましょう、と心の中で念じた。

診察室に呼ばれ、3人で中に入る。すると、H先生は、いつになく、表情が暗く、かつ声も極めて小さい語り口だった。

H先生の話は以下の通り。

・染色体の異常は認められなかった。染色体に異常があると、白血病に移行しやすい。
・正常細胞に対する芽球の比率は多い。しかし、全体からの割合からすると少ない。
・移植という治療は決してパーフェクトといえるものではなく、リスクを伴うもの。抗がん剤、合併症等によって治療の過程で命を落とす確率は20%。そして、再発の危険性、さまざまな感染症……安全な治療とはいえないが、この治療方法を希望されるか。

最後の意志確認には、思わず3人がうなずいた。

<9月12日の採血結果>
白血球:1,660(標準:3,300~9,000)前回比 -250
ヘモグロビン:8.2(標準:13.5~17.5)前回比 -0.4
血小板:34,000(標準:140,000~340,000)前回比 -2,000
以下、一問一答。

Q:今後の生活で気をつけるべきこと。

A:生もの、カビ、工事現場で舞う粉塵(アスピルギルスというカビ)、エアコンのフィルター。
生水は飲まない(クリプトストリジウム=大きさは4~5μm 塩素に対して強い抵抗性を持っている)。ペットボトルに入っているミネラルウォーターは国産のものであれば大丈夫。水質基準が守られているので。

Q:骨髄移植は、非血縁間でも一座不一致でもできると聞いたことがあるが。

A:するところはあるが、成績は決していいとはいえない。合っているに越したことはない。

Q:さい帯血について。

A:一座不一致でもできるが、量が少ないのが一番の問題。着きが悪い。着かないと大変なことになってしまうのでリスクは高い。

Q:スケジュールの見通しは?

A:すべてドナーさんの事情による。骨髄の量についても。採取は体重キロ当たり15ccと決まっているが、受ける側にとっては、骨髄の細胞がいくつあるかが重要。何ccという量が問題ではない。ゆえにすべてがドナー次第。

Q:海外での移植の選択の道は?

A:コーディネートだけで300~400万円かかる。しかも煩雑。人種が違うと生着しづらいという問題もある。

Q:治療はなかったにしても、病院と家にいるのは、どちらが安全か?

A:急な対応ができるという点では病院だが、病院は病原菌が集まっているところなので、2次感染の恐れがあり、必ずしも安全とはいえない。家で用心をした方がいいのではないか。

以上のようなやりとりであった。

夕食、義姉さんがつくってくれたシュウマイを食べる。ありがたいことだ。

食事をしていると、娘の携帯(自分の携帯を娘に貸与中)が鳴った。Hさんから。今、マンションに来ていて少しでも顔を見れればとのこと。少し慌てた が、和室に通ってもらい、話をする。ほんの10分くらいだったか。気を遣われて、すぐに帰られてしまった。お見舞いにメロンをいただいた。ありがたい。

皆さんに心配をかけてしまって申し訳ない。