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ショートカットを好むのは生命の傾向か、人間の知性か

天候によって、通勤のパターンを替えるということはよくあることだと思うが、自分の場合も、雨の日は微妙にルートを変更したりする。

できるだけ、傘を差さずに済むルートを通ることになるわけだが、それが該当するのは、西武新宿駅~JR新宿駅間がそれだ。

西武新宿駅~JR新宿駅間の徒歩は約10分。

最も多くの人が利用するのは、西口大ガードをくぐって、青梅街道を渡って、新宿駅西口にたどり着くというパターンだろう。

私も当初はこのルートを使っていたが、人が多すぎて歩きにくくて仕方なく、以来、なるべく人の少ないパターンを求めて試行錯誤した。

結果、たどり着いたのが、サブナード~アルタ前~東口というパターン。

とにかく、人が少ない。

というより、自分以外、皆無。

この唯一感がいい。

ただ、晴れた日はいいが、雨の日は傘が必要となるので、雨の日に限って、サブナードのみを歩くように変更する。

3、4分程度は歩く距離は長くなるものの、天候に左右されずに済む。

その場合、気が付くのは、朝に限って、サブナードが自然と右側通行になってしまうこと。

特に方向が指定されているわけではないが、普段は左側通行であるのに、なぜか朝だけは人の流れが右側になる。

理由は簡単で、歩く距離が最短になるからだ。

人は根っから横着にできているのか、効率を求めようとするからか、ショートカットを無類に好む傾向がある。

それは人に限らない。

イグノーベル賞をとった粘菌の研究はまさにそれだ。

迷路に粘菌を入れて、ゴールに見立てた餌を置くと、粘菌は自らの判断で、最短距離で餌にたどりつくことを可能にするという。

人間のような複雑な知能を持たないにもかかわらず、である。

粘菌でさえ、ショートカットを好むのであれば、知性を持つ人間はなおさらだろう。

ショートカットは、人間にとっても、本能そのものと言っていい。

ショートカットとは少し次元が違うが、エスカレーターの片側立ちも、似たような人間の傾向に違いない。

関東なら、左側に、関西なら、右側に、人はずらりと並ぶ。

だれが、そう強いているわけでもないのに。

いや、よく考えてみると、ショートカットしたい人の圧力がそうさせているということか。

そこまでして、わずかな時間を稼いだところで、何になるのだろう。

自分は時間よりも快適さを優先する。

そう思うにつけ、自分は都会の生活にはつくづく向いていないのだと思わざるをえない。

新宿西口~東口をつなぐコンコースはさまざまなイベントに利用される。この日も柱にはキャラクターが描かれていて、多くのファンが記念撮影をしていた。妻とはぐれてしまった自分は手持無沙汰を隠すため、他のファンらに交じって写真を撮った。傍からはオタクオヤジと映ったことだろう。ということで、写真と本文は関係ありません
新宿西口~東口をつなぐコンコースはさまざまなイベントに利用される。この日も柱にはキャラクターが描かれていて、多くのファンが記念撮影をしていた。妻とはぐれてしまった自分は手持無沙汰を隠すため、他のファンらに交じって写真を撮った。傍からはオタクオヤジと映ったことだろう。ということで、写真と本文は関係ありません